|
市民ら所有の逸品紹介
この展覧会は、砺波市美術館と市内の美術関係者でつくる実行委員会が開いていて、今回で4回目です。これは、砺波市民や市内に勤務する人が所蔵する美術品を広く集めて展示するもので、普段は一般公開されていない人間国宝や砺波地域出身、砺波地域ゆかりの作家の逸品を鑑賞できる貴重な機会となっています。 会場には56人の作家の作品、およそ80点が展示され、美術愛好者などで賑わっています。 1937年に文化勲章を受けた洋画家・岡田三郎助の「横田校長肖像」は、たて90a横65aの大作です。砺波高校初代校長の姿を確かな描写力で表現した油絵で、人柄までも伺える作品です。
また、石崎光瑤の軸には花や鳥が描かれ、情緒あふれるやさしい作風が訪れた人の目を引いていました。
そのほか、独特の美しい青色が特徴の人間国宝・徳田八十吉の彩磁器や、文化勲章を受章し香取秀真の鋳銅など見応えのある作品が並んでいます。
「市民のコレクション展」は、砺波市美術館で2月2日まで開催されています。
|