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今回、三郎丸蒸留所に導入された蒸留装置「ポットスチル」は、高岡の梵鐘メーカー、老子製作所(おいごせいさくしょ)とのコラボで制作されたものです。 「ポットスチル」は、銅とスズの合金「青銅製」で高さ5m、直径1.8m。
溶かした金属を型に流し込む鋳造工法で作られたのは世界初とのことで従来の工法に比べ、コストが安く、工期が短縮される他、耐久性が期待できるなどの特徴があります。 近年のウイスキーブームで、国内の蒸留所が4年間で3倍に増え、出荷量も倍増。三郎丸蒸留所では、今後ますます需要が拡大する事を見据え、今回、新たなポットスチルの導入に至りました。
ウイスキー製造リーダー 稲垣貴彦さん 「これで(蒸留装置は)完成という事なんですが、自分にとってはここからがスタート。スモーキかつフルーティーで滑らか、余韻の長いウイスキーを作りたい。 (これが高岡鋳物蒸留器でできたんだなぁと、思いをはせて飲んで頂けたら嬉しいですね)」
新しい蒸留装置(ポットスチル)での仕込みは、6月中に始められ、年間の原酒製造量は、現在の2倍の2万5千リットル、およそ140樽を見込んでおり、2022年の発売を目指します
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