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JAとなみ野の「農業機械センター」は、これまで砺波市内や南砺市福野地域など6カ所にありましたが、施設や設備の老朽化から、今回統合され、新築されたものです。
竣工式では、となみ野農業協同組合の「佐野 日出勇(さの ひでお)」代表理事組合長が、「となみ野型複合経営を一層進め、農業所得の更なる向上を目指していく」と挨拶。
その後、「農業機械センター」前で佐野組合長や夏野砺波市長ら9人がテープカットを行いました。
新しい「農業機械センター」には、先進の農業機械を展示販売する「ショールーム」や「事務所棟」、「整備棟」、そして会議や実習が行える「研修センター」が備えられています。
中でも整備棟には、県内では珍しい重さ7トンまで対応できるリフトや天井クレーンなどもあり、大型コンバインの整備も可能になるということです。
一方「大規模園芸施設」には、雪や風に強い耐候性ハウス10棟や、収穫後すぐに選別、計量、包装が行える集出荷施設、予冷施設などが整備され、冬場の組合員の所得向上とハウス利用を探る実証実験も行うことができます。
JAとなみ野管内では、冬季間の所得が落ち込んでいる農家が多いことから、冬場のハウス利用を促進しようと、小松菜の栽培に力をいれているほか、年間を通して学校給食用に特産の玉ねぎなど、子供たちに安全安心な「となみ野の野菜」を食べてもらう地産地消にも取り組んでいます。
今後、施設では、農業実習生の受け入れを行い、2年間の研修を通して担い手不足解消に向けた人材育成にも取り組むことにしています。
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