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1972年、昭和47年の完成以来、多くの市民に愛されてきたチューリップタワーですが、その役目を終える事になった。
お別れイベントが行われたこの日は、感謝の気持ちを伝えようと、午後2時の開園と同時に、大勢の来場者が訪れ、思い思いに写真を撮ったり、タワーの上り納めしていた。
また、タワーには、市民らから寄せられた感謝の言葉、思い出の言葉が書かれたフラッグおよそ120枚が飾られた。
来場者からは 「楽しい思い出が、いっぱいあったので、最後の日にぜひ、目に焼き付けたいなぁと思ってきました。まだまだ可愛い奇麗なチューリップですけど、階段とか古くなってると思って、一段一段かみしめてきました。」 「やっぱりありがとうしかないわね〜思い出をありがとう、沢山のいい思い出ありがとうって感じ」
また、屋外ステージ前では、ありがとうコンサートが行われ、12組がステージの最後の日に花を添えた。
庄西中学校吹奏楽部 太田桃花部長は 「タワーには沢山思い出が詰まっていたので、今までありがとうって気持ちが届けばいいなと思って一生懸命演奏しました。」 と、思いを語った。
日没後には、この日のラストイベントのセレモニーが行われ、タワー建設時の市担当者、笠島和夫さんが、タワーにお別れの言葉を贈った。 「沢山の子供たちに愛されたチューリップタワーは、その役目を今終えます。チューリップタワー本当にありがとう!」
フィナーレは、華やかな花火が打ち上げられ、多くの来場者が、タワーとの思い出に別れを告げていた。
夏野修砺波市長は 「砺波市民の人が本当にあのタワーとか屋外ステージに思いがあったっていうことが、本当にひしひしとわかりました。砺波じゅうの人は、砺波と言うとあのタワーのイメージが、散居村とかそういうのは別にして、建造物で多分一番有名なもんでしょうね。お疲れ様ありがとうでしょう。多分皆さんもそうじゃないすかね。」
旧タワーは6月上旬から取り壊し、跡地には先端の赤いチューリップ形のオブジェを残し花壇を整備する。 |