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体に、油性ペンで模様を描く男性。造形作家の岡部俊彦さん。 「体の中のエネルギーの流れみたいなものを流して、エネルギーを取り出す装置みたいな感じで、呪文みたいなものを描いてるんですけど…」
岡部さんは、金属やガラスなどの立体と、ペンで模様を描き平面を組み合わせて、独特の世界観を表現する造形作家。
今回の展示は、砺波を拠点にエネルギッシュに活動する美術家を紹介するシリーズ「SHOUBIセッション」の初回で、「コロナ禍に順応し、進化しようとする人間の可能性」をテーマに、前向きに生きようとする人々の勇気を伝えている。
通常の展示室に加え、通路、倉庫、美術館の外まで、美術館全体を、展示空間ととらえ、金属の廃材やパイプ、オブジェなど様々なもので岡部ワールドを表現している。 「美術館そのものが、パビリオンみたいな感じで、岡部ワールドを表現するパビリオンをイメージしてるとこなんですけど。何か、非日常的なものを感じる…例えば、祭りとか今は割と自粛されているんですけど、僕の中で祭りをやってるのって、個人的な体験として、祭りをみて頂く事で、それなりに元気を自分の中で感じてもらえれば嬉しいと思うんですけど」
「奇想天外・岡部館」は、7月11日まで、庄川美術館で開かれている。 |