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この巡回展は、毎年開催される「富山県美術連合展」の70回を記念して開かれたもの。
会場には、連合会に所属する日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6つの美術団体の厳選した作品、合わせて60点が展示された。
墨の濃淡や、筆運びを巧みに使って表現した書、身近な風景や、野生動物がみせる一瞬の動きを切り取った写真、優しいタッチや大胆な色使いの絵画など、多彩な美術表現に来場者は見入っていた。
また、会期中の毎週土曜日には、出展作家のギャラリートークが行われ、18日には、日本画家で城端蒔絵の継承者小原好博さんが、自身の出品作品「ヒヨドリトンネル」について解説。日本画の様々な表現手法や、日本画と洋画の相違点と類似点なども分かり易く紹介し、美術の魅力を伝えていた。 |