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会場には、地球からはるか遠く52億キロの宇宙を旅した「小惑星探査機」「はやぶさ2」のカプセルを見ようと多くの来場者が詰めかけた。
「はやぶさ2」は2014年に打ち上げられ、小惑星「リュウグウ」で石や砂などの物質サンプルを採取した後、2020年、サンプルを収めたカプセルを持ち地球に帰還した。 会場には採取したサンプルを入れるコンテナやパラシュートが収められていた「インスツルメントモジュール」、カプセルの心臓部「搭載電子機器部」などが展示された。
大気圏で内部のカプセルを熱から守る「ヒートシールド」など実物4点も並び、来場者は息をのんで見入っていた。 また、打ち上げから、地球へ帰還するまでの軌跡がパネルや映像で紹介され、来場者は多くの人が関わった宇宙の旅に想いを馳せていた。 |