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展示会「中国展」は歴史文化の相互理解を目的に「庄川町日中友好協会」が企画しているもので、今年は3年ぶり、39回目の開催となった。
会場には、「富山県日中友好協会」訪中団のメンバーが2019年9月に、中国湖北省武漢市を訪れた際に撮影した写真が並べられた。
2019年9月に中国を訪問した一行は、まず「湖北省博物館」を見学。周辺で発掘された「太鼓」や「古代の笛」、「琴」など、歴史的な品々を鑑賞したあと、太極拳発祥の地であり世界遺産にも登録されている「物当山」で太極拳を体験した。
このとき、一行は「武当山玄武派」第17代 師範から直々に指導を受け、太極拳を通じて交流した。
現地へ行った会員の一人は、「コロナウイルスが発見される1ヵ月ほど前のことだった。太極拳は想像以上に身体に負担がかかって難しかった。実際に体験しないとわからないことがある。今回体験できてよかった」と感慨深げに語っていた。
また、会場では渋沢 栄一と富山県との繋がりなどをテーマにした論語にまつわる展示も行われ、来場者らが足を止めて見入っていた。 |