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砺波市美術協会は、会員相互の美術活動を通じて芸術文化の振興に努めていて、砺波市美術展への出品やチャリティー頒布会など、様々な活動を行なっている。
この展覧会では、砺波市美術協会会員93名と招待出品者3名の96作品を展示し、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門で活躍する砺波市の美術作家を広く紹介している。
日本画部門 笠原しのぶさんの作品「夏の夢」は、月下美人が大きく花を開いた時の感動と美しさを表現している。
書部門 寺島博美さんの作品「幽心」は古来中国・殷の甲骨文字でしたためたリズミカルな感じの作品
工芸部門 荒木寛二さんの作品「楠造拭漆卓」は、木に生漆をすり込んで拭き取る工程で、樹齢数百年のクスノキの木目を浮かび上がらせ、落ち着いた木の良さと漆の風合いが見事に表現されている。
このほか砺波平野の散居村を描いた洋画や自然の息吹を感じる写真などが展示されている。
砺波市美術協会会員展は、砺波市美術館で今月26日まで開催されている。観覧料は無料。 |