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出町子供歌舞伎曳山は、出町神明宮の春季祭礼行事で「中町」「西町」「東」の3つの町が、毎年、持ち回りで歌舞伎を披露している。
今年は、「中町」が当番町で、小学2年から6年までの7人が、およそ4カ月稽古してきた「恋女房染め分け手綱重の井子別れの場」を演じた。
開催初日には、役者をお披露目する「お練り」がおこなわれ、豆役者7人が、出町神明宮に入り、境内に集まった観客を前に、舞台の前半部分を披露した。
また、翌日は中町で「千秋楽」が演じられた。
2日間にわたり、出町各所で歌舞伎を演じてきた子供たちは、最終公演まで最高の演技を見せ、観客からの大きな声援や拍手がおくられていた。
舞台あいさつでは、子供たちを指導してきた松川竜之介師匠が「皆さんに見て頂くうちに段々垢抜け、良い芝居を見せてくれた」と話し、子供たちを称えた。
そして、最後に行われた餅まきでは、これまで真剣に芝居に打ち込んできた子供たちの表情もゆるみ、晴れ晴れとした子供らしい笑顔を見せていた。 |