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これは、砺波市シルバー人材センターが会員の技術向上を図るとともに、今後の就業に役立ててもらおうと5年ぶりに開いたもので、家事支援サービスで高齢者援助に取り組んでいる会員15人が参加した。
この日はフレイル予防をテーマに、健康寿命を延ばすための食事について学び、実際に調理をして理解を深めた。
まず、砺波市健康センターの管理栄養士・二王堂康子さんが、高齢期に必要な栄養やその役割について話した。
二王堂さんは、筋力を養うためにしっかりと「タンパク質」をとることや、血管を守るために減塩に心掛けることなどを説明し、参加した会員は、メモを取りながら熱心に聞き入っていた。
続いて調理実習を行い、この日のメニュー「豚肉のみそ照り焼き」「小松菜とツナのレン・チン和え」「キャベツのコンソメスープ」「きなこ入り水ようかん」の4品を作った。
会員らは、正しく調味料の分量を量ったり、食べやすい大きさに野菜を切り揃えたりして、高齢者に配慮した食事作りを心掛けながら調理した。
手早く調理を終えると、実際に自分たちで献立を味わいながら、味付けや野菜の硬さ、盛り付けの際の工夫などについて意見を出し合っていた。 |